最近、仕事の関係でちょくちょく行く吉祥寺。駅の近くにゾウのはな子像がある。
波瀾万丈な一生を送ったはな子の話は、幼稚園や小学生の時に一度は聞いた人が多いのではないだろうか。
戦後、「平和の使者」としてタイから日本へ贈られ、1954年(昭和29年)に上野動物園から井の頭自然文化園に移されてきたはな子は人気者だったが、その2年後、ゾウ舎に侵入した男性を死亡させる事故、さらにその4年後に飼育員を踏み殺す事故を起こし、「殺人ゾウ」として鎖に繋がれて過ごすようになった。当時のはな子はストレスでやせ細り、4本あるうちの3本の歯も抜け落ちたという。そして、本来は優しい気質であるはな子を理解し、献身的に世話をし続けた飼育員 山川さんと出会い、回復してゆく…。
ゾウのはな子について詳しく知りたい方は、下記のリンク先がとても分かりやすいので一読をおススメする。
参考:ゾウの「はな子」とは?井の頭自然文化園とはな子の歴史を解説! | 吉祥寺時間 (kichijoji-time.com)
2013年1月に66歳でアジアゾウの国内最高齢記録を更新し、日本で飼育された中で最も長寿のゾウとなったはな子(引用元:はな子 – Wikipedia)。片足を上げているのは、元気な時のはな子が「あいさつをする時のポーズ」だったという。
ちなみに、吉祥寺駅北口広場にぞうのはな子像が設置されたのは、2017年(平成29年)5月5日とのことだ。
懐かしくて、ちょっと切ない気分になるはな子像。
ある日の夕刻、前を通りかかったら、はな子の後ろに見える街の電気がバチバチ明滅していて(偶然だろうけど)不思議な気分になった。