[地球の上の福岡のあたりvol.9] 万両(マンリョウ)

植物の万両とお金の万両 BLOG

2月某日、地球の上の福岡のあたりから、万両(マンリョウ)の写真が送られてきた。

万両

赤くたわわに実をつける万両。実が熟しても落下することのない万両は縁起物とされる。
花言葉は「寿ぎ(ことほぎ)」「財産」「金福家」等。

ちなみに、万両は千両より大きな実を沢山つけるため万両というのだとか。
そして、その万両には「宝船」という品種があり、大粒な赤い実をつけ、その大きな株は生育も旺盛だそう。
万両、宝船。まさに運気アップの植物だ。


〜といったことをネットや家にある旺文社の「野外植物図鑑」(おそらく30年以上は前のもの)を見ながら調べてるのだが、赤い実の木は沢山あるから、その違いは写真を見ててもよく分からない。南天も万両も同じに見えてしまう植物音痴は私だけだろうか。クリスマス飾りに使われるヒイラギは、葉っぱが独特のギザギザなので区別しやすいが。

調べてみると、万両と千両の分かりやすい違いとしては、万両が葉の下に実をつけるのに対し、千両は葉の上に実をつけるということ。

なるほど、これなら明確だ。

さらに調べてみると、十両というのもあることを知った。万両と同じヤブコウジ科(千両はセンリョウ科)の赤い実をつける植物である。
万両、千両、十両とくるから分かると思うが、サイズとしては小ぶりで、花屋さんで小盆栽や苔玉、寄せ植え等で活用されることが多いそう。

お金だったら沢山欲しいから絶対万両だけど、お部屋に気軽に飾れそうな十両は可愛いな、などと思った2月の赤い実調べだった。