3月某日、地球の上の東京のあたりは夜のうちに雨があがり、春を感じさせる陽ざしが降り注いでいました。穏やかな陽気に誘われるようにふと思いついて銀座へ。お目当てはアートアクアリウム美術館 GINZAで始まったばかりの春の企画展「めっちゃ!桜」。
アートアクアリウム美術館 GINZAとは日本最大級の“金魚の美術館” 和金型、琉金型、オランダ獅子頭型等、さまざまな品種の個性的な金魚がアート展示されている。
金魚に興味がない人でもきっと楽しめる、美しく妖艶な和の空間が広がっており、幻想の世界で心を遊ばせ、ひととき日常を忘れることができるだろう。
「金魚が本当に美しくみえるように演出されるているなあ」と感じ入って調べてみると、金魚の入った水槽の下に敷かれているのが西陣織だったり、石灯籠をアレンジした作品には日本を代表する石材御影石が使われていたり、日本の伝統美がすみずみまで敷き詰められていた。
華やかで幻想的な生け花と金魚の空間「フラワーリウム」は假屋崎省吾さんとのコラボレーションだ。
写真・動画撮影OK。フォトジェニックな空間として来場者に積極的に提供しており、ホームページにはうまく撮るコツが紹介されている。私が訪れた日には、来場者はそれぞれスマホで撮影を楽しんでいた他、プロのカメラマンとモデルさんも撮影をしていた。
参考 カメラで楽しむ | アートアクアリウム | ART AQUARIUM
優美に舞い続ける艶やかな金魚と
無限を感じる空間の美しさ生命が宿る美術館で
変わりゆく姿を五感で感じる
現代の喧騒をも忘れてしまうような
幻想がここにはある喧騒忘れて、幻想へ
展示作品 | アートアクアリウム | ART AQUARIUM より
ふらっと訪れても楽しめるが、興味のある方はじっくりホームページで下調べしてから行くのもよい。ふだんは目にすることのない様々な金魚と、日本の伝統美にみちた空間の魅力をより堪能できるだろう。