6月某日、早くも夏の訪れを感じる汗ばむ陽気、木陰を歩きたくなって「毛利庭園」へ。
ヒルズという名前にふさわしく、一際高くそびえる六本木ヒルズ、ついつい上ばかり見上げてしまいたくなるが、地下2階に降りると歴史ある日本庭園が広がっているのだ。
エレベーターで上がってすぐ見えてくるのが巨大な蜘蛛 『ママン』。ママンと言うのは母蜘蛛だからで、お腹には子どもである「卵」を抱えている。
なぜ蜘蛛なのかというと、「世界中から人が集まり、新たな情報を紡ぐ場の象徴」ということらしい。
参照元:パブリックアート&デザイン | 六本木ヒルズ – Roppongi Hills
なるほど、そしてそのとおり、蜘蛛の元には沢山の人が集まり、通り過ぎていく。この日、日差しの中を肩を寄せあって歩く人たちの姿を多く見た。
コロナ禍も本格的に過去のものになりつつあり、私の印象ではマスクをつけずに歩いている人の方が圧倒的に多かった。もちろん、私もマスクをつけずに安心して歩くことができた。
どんな禍も、時間が経てば落ち着いてゆくのだなあという感慨が広がる。
地下2階に降りて毛利庭園を散策。巨大なハートの中に高層ビルが立っている!
ガクアジサイがちょうど見頃で、池の周りに咲いて涼しげに揺れていた。
毛利庭園は秋の紅葉や、春の桜も綺麗ということ。
また秋が深まる頃、またゆっくりと歩きに行きたい。